「Fireタブレットのブルーライトをカットするにはどうすれば良いのかな?」
「そもそもブルーライトって危険なの?」
そんな疑問を持っていませんか?
少し前から危険性が騒がれている『ブルーライト』。
Fireタブレットを日常的に使っていると、ブルーライトの影響がちょっと心配になりますよね。
そこでこの記事では、Fireタブレットでブルーライトをカットする方法を4つ紹介していきます。
そもそもブルーライトは本当に危険なものなのかについても解説していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
それでは本編スタートです。
そもそもブルーライトは危険なのか
結論からいいますと、ブルーライトはなるべく見たり浴びたりしないほうが良いです。
なぜなら、ブルーライトには
- 睡眠障害の原因になる
- 皮膚にダメージを与える
- 眼球にダメージを与える
などの危険があるからです。
「子供の視細胞の成長にブルーライトは重要だがら、ブルーライトは遮断しないほうがいい。」といわれたりもしていますが、日常生活のなかで太陽の光からブルーライトをとっているため、電子機器でブルーライトを遮断しても「ブルーライト不足」になることはまずないと思われます。
そもそもブルーライトとは何者なのか。
ブルーライトをひとことで表すと「人間が見ることのできる一番強力な光」です。
人間の目は、400nm~800nmの波長の電磁波(これを一般的に「光」といいます。)を見ることができます。いいかえると、人間の眼球には400nm~800nmの電磁波(光)だけが入れるようになっています。
そしてブルーライトは、380nm~800nmの電磁波(青色の光)を指します。
人間の眼球には400nm~800nmの電磁波(光)が入る。
ブルーライトは380nm~800nmの電磁波(青色の光)である。
つまり、ブルーライトは人間が見ることができる(つまり眼球に入る)光の中でもっとも波長が短い電磁波(青色の光)になります。
光は波長が短いほどエネルギーが大きくなるという性質があるので、ブルーライトは「人間が見ることができる一番強力な光である」と言えるのです。
ここからは、ブルーライトが私たちにどのような影響を与えるのかを見てみたいと思います。
とはいってもブルーライトの影響について詳しく解説するとなが~くなってしまうので、重要な3つのポイント「睡眠」「皮膚」「目」への影響にしぼって紹介していきたいと思います。
睡眠に与える影響
ブルーライトは睡眠障害の原因になります。
というのも、夜間にブルーライトを浴びることで『概日リズム(いわゆる体内時計)』がおかしくなってしまいまうからです。
人間の身体は、『日中は明るい光(太陽の光)を浴びることで「メラトニン」の合成が抑制され、夜は「メラトニン」の合成が促進される』という体内リズムで動いています。
しかし、夜にブルーライトを浴びることで、夜なのに「メラトニン」の合成が押さえられてしまい、体内時計(概日リズム)がおかしくなってしまいます。
これにより「寝付けない」「睡眠不足で体調不良」などの睡眠障害がおきてしまうのです。
皮膚に与える影響
ブルーライトは皮膚に悪影響を及ぼします。
『資生堂』の研究で、ブルーライトには皮膚の中にある『過酸化脂質』と呼ばれる物質を増加させる効果があることが確認されました。
『過酸化脂質』は肌トラブルの原因になる物質であるため、ブルーライトを浴びることで肌トラブルを引き起こす危険があります。
ブルーライトには「皮膚の乾燥」「しみ」「シワ」など、さまざまな悪影響があるわけです。
ちまたでは「スマホ焼け」なんて言葉もあるようです。
目に与える影響
ブルーライトは目に悪影響を及ぼします。
というもの、ブルーライトは『黄斑』という、モノを見るためにもっとも敏感な部分に強いダメージをあたえるからです。
すこしまえに「ブルーライトは眼球に入る光のなかで一番強い光」ということをお伝えしました。
ブルーライトを見るということは、眼球に入る光のなかで一番強い光が、モノを見るためにもっとも敏感な部分に降り注いでいる状態と同じことになるのです。
そのため、ブルーライトは目に悪影響を及ぼすと言えるのです。
ちなみに、この『黄斑』にダメージを受けると、『加齢黄斑変性』という目の病気の原因になります。
『加齢黄斑変性』は、アメリカでの65歳以上の人の失明原因の第1位であり、日本でも急激に増加傾向にあるようです。
Fireタブレットでブルーライトをカットする方法
ここまでで、ブルーライトが私たちのカラダに与える影響について見ていきました。
まとめると「ブルーライトはなるべく見ない、浴びないほうがいい。とくに夜は要注意!」といったかんじです。
ここからは、Fireタブレットでブルーライトをカットする方法について見ていきましょう。
Fireタブレットでブルーライトをカットする方法は4つあります。
- Fireタブレットの画面を暗くする
- Fireタブレットの標準機能を使う
- ブルーライトカットフィルムを貼る
- ブルーライトカット眼鏡をかける
どの方法もメリットとデメリットがあるので、使用感やお財布と相談してみてくださいね。
それでは1つずつ見ていきましょう。
Fireタブレットの画面を暗くする
Fireタブレットの画面を暗くする(明るさを下げる)ことで、ブルーライトを減らすことができます。
手軽にできるので、一番かんたんにブルーライトをカットできる方法です。
画面を暗くしたときは「ちょっと暗いかな..。」と思うかもしれませんが、意外とすぐに慣れるはずです。
①Fireタブレットの画面上端から下にスライドする
②上のバーを動かす
左に行くほど画面が暗くなり、右に行くほど画面が明るくなります。
ただ、「明るい場所(外出時など)では使えない」という欠点があります。
明るい場所で画面を暗くすると、光が反射して画面が見えなくなってしまいます。
そのため、明るい場所では画面を明るくする必要があるのです。
その場合は…諦めて画面を明るくするしかないですね。
Fireタブレットの標準機能を使う
Fireタブレットの標準機能である『Blue Shade』という機能を使うことで、ブルーライトをカットすることができます。
Fireタブレットには『Blue Shade』と呼ばれるブルーライトをカットする機能があります。
この機能を使うことで、Fireタブレットの画面から発せられるブルーライトを減らすことができるのです。
ただ、「画面が黄色、もしくは赤色になってしまう」という欠点があります。
①Fireタブレットの画面上端から下にスライドする
②『ベッドのマーク』をタップ
オレンジ色になれば『Blue Shade』はONになります。
『Blue Shade』は、「22:00になったら自動的にONになるように設定する」というふうに設定することもできます。
画面の「色味」も調整することができますよ。
①「設定」アプリを起動
②「ディスプレイ」をタップ
③「Blue Shade」をタップ
すると以下のような画面が現れるはずです。
この画面で『Blue Shade』の設定をすることができます。
項目 | 説明 |
---|---|
①明るさ | 『Blue Shade』が有効になっているときの、 画面の明るさを設定できる。 |
②色 | 『Blue Shade』が有効になっているときの、 画面の「色味」を設定することができる。 ※左に行くほど「赤色」、右に行くほど「黄色」に近づきます。 |
③自動的にONにする | 「④スケジュール」で設定した時間になったときに、 自動的に『Blue Shade』がONになるようにするかを設定できる。 ※オレンジ色にすることで『Blue Shade』が自動的にONになります。 |
④スケジュール | タップすることで、 『Blue Shade』が自動でONになる時間帯を設定できる。 ※「③自動ON設定」を有効(オレンジ色)にしないと、 設定した時間になっても『Blue Shade』は自動的にONになりません。 |
ブルーライトカットフィルムを貼る
Fireタブレットに『ブルーライトカットフィルム』を貼るのも、ブルーライトをカットする上で有効です。
Fireタブレットの設定をいじる必要がなく、画面にフィルムを貼るだけでブルーライトをカットすることができます。
「ほかのフィルムが貼れない」「お金がかかる」といった欠点がありますが、それらが大丈夫なのであれば貼るだけなので一番ラクちんですね。
ブルーライトカット眼鏡をかける
ブルーライトカット機能のある眼鏡をかけるというのも、Fireタブレットのブルーライトをカットするのに有効です。
ブルーライト機能のある眼鏡は、パソコンやスマホでも利用することができます。
しかし、「眼鏡の上からかけにくい」「寝転びながらFireタブレットで動画をみるときに不便」「目しか守れない」など、ちょっと不便さが目立ちます..。
モノにもよりますが、さくっと買える値段ではないのも難点ですね。
まとめ|ブルーライトをカットして安心して使おう!
今回は、Fireタブレットでブルーライトをカットする方法についてお伝えしていきました。
ブルーライトは「百害あって一利なし」とまでは言えませんが、あまり見たり浴びたりしないほうがいいのは確かです。
Fireタブレットのブルーライトをカットする方法には、以下の4つがあります。
- Fireタブレットの画面を暗くする
- Fireタブレットの標準機能を使う
- ブルーライトカットフィルムを貼る
- ブルーライトカット眼鏡をかける
フィルムや眼鏡を使うのはお金がかかってしまいますので、まずは手軽な「画面の明るさ」と「標準機能であるBlue Shade」を試してみてくださいね。