Fireタブレットの充電が遅い原因と解決策

Fireタブレットの使いかた

「最近Fireタブレットの充電が遅いんだけど…。もう少し早く充電できるようにならないかな?」

このような悩みを持っていませんか?

Fireタブレットの充電が遅い原因は「環境・充電器・端末」の大きく3つの原因が考えられます。

今回は、Fireタブレットの充電が遅い原因と解決策について見ていきたいと思います。

この記事を参考にしてもらえれば、劇的とまではいかなくても、いままでよりも早く充電ができるようなるはずです。

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Fireタブレットの充電が遅い原因と解決策

Fireタブレットの充電が遅い原因と解決策は以下のとおりです。

のちほど詳しく解説していきますが、サクッと原因&解決策が知りたい場合は下の表を参考にしてみてくださいね。

原因解決策(例)
気温が高すぎる・低すぎる【夏】日陰の涼しいところで充電する
【冬】暖かい部屋で充電する
パソコンのUSBポートから充電しているコンセントから充電する
充電ケーブルがきちんと接続されていない充電器のゴミを確認し、挿しなおす
充電ケーブルが断線している充電器を買い換える
純正の充電器を使っていない純正の充電器を使う
Fireタブレットを使いながら充電している充電中はFireタブレットを使わない
バッテリーが熱くなっているバッテリーを冷やす・冷めるまで待つ
バッテリーが劣化しているFireタブレットを買い換える

それではひとつずつ詳しく見ていきましょう。

【環境】充電環境を確認しよう

充電する環境によって、充電が遅くなることがあります。

気温が高すぎる・低すぎる

気温が高すぎるもしくは低すぎると、充電が遅くなる(充電ができない)ときがあります。

Fireタブレットのバッテリーは『リチウムイオン電池』が使われています。

このリチウムイオン電池は0~35℃で使用することが推奨されています

  • 夏の暑い日は、日陰や冷房がついている部屋でで充電する。
  • 冬の寒い日は、暖房がついている部屋で充電する。

気温が高すぎず低すぎない場所で充電をするようにしましょう。

パソコンのUSBポートから充電している

Fireタブレットの充電は、できるかぎり壁のコンセントから充電するようにしましょう。

というのも、パソコンのUSBポートよりも壁のコンセント(厳密にはアダプター)のほうが『出力電力』が大きいからです。

出力電圧
(V)
出力電流
(A)
出力電力
(W)
PCのUSBポートUSB2.05V0.5A2.0W
USB3.05V0.94W
壁のコンセント
(付属の9Wアダプターを使用)
5V1.8A9W

基本的に出力電力が高いほどFireタブレットの充電は早くなるため、パソコンのUSBポートよりも壁のコンセントを使ったほうが充電は早くなります。

【充電器】充電器を確認しよう

充電器がちゃんと接続されていなかったり、断線していると充電が遅くなる(できなくなる)場合があります。

充電ケーブルがきちんと接続されていない

充電器がしっかりと接続されているかを確認しましょう。

コンセントやパソコンのUSBポートから抜けかけていると、うまく電気が通らず充電が遅くなる場合があります。

  • コンセントもしくはパソコンのUSBポートから抜けかけていないか
  • アダプターと充電ケーブルがしっかりつながっているか
  • Fireタブレットにしっかり刺さっているか

また、充電器やパソコンのUSBポートにゴミが入っていないかも確認しましょう。

充電ケーブルが断線している

充電ケーブルが断線(切れている)と充電が遅くなることがあります。

断線していることにより、電気が通っては切れてを繰り返してしまい、充電できていない時間が発生している場合があります。

また充電ケーブルの断線は火事の原因になるので、充電ができていたとしてもなるべく買い換えたほうが良いです。

純正の充電器を使っていない

家電量販店やネットショッピングをのぞくと、いろいろなメーカーが販売している充電器を見つけることができます。

Fireタブレットの充電器を挿す穴(USB-C)に対応している充電器であれば、基本的に充電することができます。しかし、充電はできても充電速度が遅くなってしまう場合があります。

充電器によっては純正の充電器(Amazonが販売しているFireタブレット対応の充電器)よりもはやく充電できる場合がありますが、Fireタブレットのバッテリーが劣化しやすくなる危険があります。

できるかぎり純正の充電器を使うようにして、充電速度とバッテリー保護の2つを両立することをおすすめします。

>>Amazon PowerFast 急速充電器 (9W)

【端末】Fireタブレットを確認しよう

  • 0~35℃の場所で充電している。
  • 壁のコンセントから充電している。
  • 充電器がしっかりと刺さっている(断線していない)。
  • 純正の充電器を使っている。

これらを確認しても充電が遅い場合は、Fireタブレットに問題があるのかもしれません。

Fireタブレットを使いながら充電している

Fireタブレットを使いながら充電していると、充電に時間がかかる場合があります。

Fireタブレットを使わずに充電をすると、充電器から流れる電気はほぼすべてバッテリーへの充電に使われます。しかし、Fireタブレットを使いながら充電すると、Fireタブレットを使うために電気をつかい、余った電気がバッテリーへの充電に使われます。

はやく充電したいときは充電器からの電気をできるかぎりバッテリーに流すことが重要です。そのためにも充電中はFireタブレットを使わないようにしましょう

バッテリーが熱くなっている

バッテリーが熱くなっていると充電が止まり、結果的に充電に時間がかかる場合があります。

Fireタブレットはバッテリーが高温になりすぎると安全のために充電が止まるようになっています。

  • Fireタブレットを比較的冷たい場所(床など)に置いて充電する。
  • 充電中はFireタブレットでゲームをしない。

この2点を意識してもらえれば、バッテリーが熱くなって充電が止まるといったことは起こらないと思います。

保冷剤にのせて充電するのはやめましょう。前述したようにバッテリー(リチウムポリマー電池)の使用温度は0~35℃です。保冷剤は冷たすぎるためバッテリーに負荷を与えてしまう危険があります。またFireタブレットの中が結露(水滴が発生)し、Fireタブレットが故障する原因にもなります。

バッテリーが劣化している

バッテリーの劣化により充電が遅くなっている場合があります。

  • Fireタブレットを長年使っている(たくさん充電している)
  • Fireタブレットを高温・低温の場所で使っている。
  • Fireタブレットを落下・水没させたことがある。

バッテリーはFireタブレットを使えば使うほど劣化していきます。

保証期間中であればバッテリー交換をしてもらえる場合があります。
保証期間が切れているとバッテリー交換をしてもらえないためFireタブレット自体を買い換える必要があります。この機会に性能の高いFireタブレットを検討してみてもよいかもしれませんね。

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充電に関するよくある疑問

充電しながらFireタブレットを使うとバッテリーが劣化しやすくなる?

充電しながらFireタブレットを使っても、バッテリー(リチウムポリマー電池)の劣化には関係ありません。

リチウムポリマー電池は0~35℃の環境で使うことが推奨されているため、35℃を超えると劣化しやすくなります。充電しながら使うとFireタブレットが熱くなりやすいのですが、Fireタブレットには高温になると充電が止まる機能があるため、高温なのに充電が続くといったことは起きません。

充電しながらFireタブレットを使っても、バッテリーが劣化しやすくなることはないです。

電力(W)が大きいほど充電が早くなる?

基本的に電力(W)が大きいほど充電が早くなります。

実際に、Fireタブレットには純正の充電器が2種類(5Wと9W)ありますが、電力が高い9Wのほうが充電が早いです。

ただし「基本的に」という言うように電力が大きすぎても制限されるため、単純に電力が大きいほど充電が早くなるわけではありません

自己責任ではありますが、市販されている充電器であればリチウムポリマー電池の仕様を考えて作られていると思われるため、出力電力が大きい充電を選べばはやく充電できるようになるはずです。

バッテリーは交換できる?

Fireタブレットのバッテリーは保証期間中であれば交換してもらえます。

Fireタブレットには購入後90日間(もしくは1年間)は保証がついており、この期間は1回だけバッテリー交換をしてもらえます。ただし、落下や水没したFireタブレットは交換してもらえない可能性が高いので注意です。

保証期間
保証はまったくつけていない【FireHD8,8plus】90日間
【FireHD10,10plus】1年間
※自然故障のみ。
「延長保証」をつけている保証期間は2年もしくは3年
(購入した延長保証によってかわります)
※事故故障でもOK
その他の保証をつけている保険会社や通信キャリアの保証を確認

なお、保証が切れているとバッテリー交換をしてもらえません。実際にAmazonカスタマーセンターに質問してみましたが、バッテリーの交換は有料・無料に関わらずおこなっていないとのことでした。

保証が切れている状態でバッテリーを交換したい場合は、以下の3つの方法から選ぶことになります。

方法参考
修理会社を利用する。スマホ修理工房(総務省修理事業者)
バッテリーを買って自分で交換する。Fire HD 8 バッテリーの交換
Fire HD 10 バッテリーの交換
Fireタブレットを買い換えるAmazon(FireHD8plusの商品ページへ飛びます)

※バッテリーを買って自分で交換する場合、感電や火災などに十分注意してください。

バッテリーの交換は以上3つの方法がありますが、安全性や手間・コストなどを考えると買い換えたほうが良いかもしれません

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モバイルバッテリーで電池残量の不安から解放

話しはすこし脱線しますが、充電が遅いときは持ち運びながら充電できる『モバイルバッテリー』を使うのもありでしょう。

「充電が遅い…もう出発しないといけないのに!」のように充電する時間がない朝でも、モバイルバッテリーをFireタブレットにつなげてカバンにいれておけば、移動中に充電できるので便利です。

モバイルバッテリーの選び方を紹介しているサイトを見てみると、アンカー・ジャパン『PowerCore Essential 20000』というモバイルバッテリーがさまざまなサイトで1位に選ばれていました

とはいったもののモバイルバッテリーのことはあまり詳しくないため「おすすめがこれ!」とは言えないのが正直なところです。なので、モバイルバッテリーの詳しい選びかたは他サイト様にお任せしたいと思います。

いずれのサイトも結構なボリューム(長さ)がありますが、詳しい選びかた・おすすめランキングが紹介されています。ぜひ参考にしてあなたにあったモバイルバッテリーを選んでみてくださいね!

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まとめ

今回はFireタブレットの充電が遅い原因と解決策について見てきました。

今回の内容をおさらいすると以下の表になります。

原因解決策(例)
気温が高すぎる・低すぎる【夏】日陰の涼しいところで充電する
【冬】暖かい部屋で充電する
パソコンのUSBポートから充電しているコンセントから充電する
充電ケーブルがきちんと接続されていない充電器のゴミを確認し、挿しなおす
充電ケーブルが断線している充電器を買い換える
純正の充電器を使っていない純正の充電器を使う
Fireタブレットを使いながら充電している充電中はFireタブレットを使わない
バッテリーが熱くなっているバッテリーを冷やす・冷めるまで待つ
バッテリーが劣化しているFireタブレットを買い換える

この記事を参考に、Fireタブレットの充電を少しでも早くしてみてくださいね。